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配布ディレクトリ

distdistribution の略です。dist フォルダは nuxt generate コマンドを使用すると動的に生成されます。dist フォルダ内には、静的に生成された Nuxt アプリケーションをデプロイ、実行するために必要となる本番用の HTML ファイルとアセットが含まれています。


デプロイ

これは静的ホスティングのためにアップロードする必要があるフォルダで、本番用の HTML ファイルとアセットを含んでいます。

dist ディレクトリはバージョン管理システムにコミットされるべきではありません。nuxt generate を行うたびに自動的に生成されるので、.gitignore で無視してください。

dir プロパティ

dist フォルダは、デフォルトでは dist という名前になっていますが nuxt.config ファイルで設定することができます。

nuxt.config.js
generate: {
  dir: 'my-site'
}
もし dist フォルダの名前を変更する場合は、git がそれを無視するようにバージョン管理に追加する必要があります。

subFolders プロパティ

Nuxt は、デフォルトでは生成された全てのページをフォルダ内に配置しますが、nuxt.config ファイルを変更して subFolders を false にすることでこれを変更することができます。

nuxt.config.js
generate: {
  subFolders: false
}

fallback プロパティ

サイトをデプロイする際、フォールバックの html パスが正しくセットされていることを確認する必要があります。不明なルートが Nuxt 経由でレンダリングされるようにエラーページとして設定する必要があります。もし設定されていない場合、Nuxt は 200.html のデフォルト値を使用します。

シングルページアプリケーションを実行しているときは、他のルートが生成されず、必要なファイルは 200.html だけなのでそれを使用するほうが理にかなっています。

静的に生成されたページで作業する場合、エラーページ用に 404.html を使用することをおすすめします。

ホスティングサービスによっては 200.html もしくは 404.html を使わなければならないかもしれません。ホスティングプロバイダで確認してください。例えば  Netlify は 404.html を使用しています。
nuxt.config.js
export default {
  generate: {
    fallback: '404.html'
  }
}

excludes プロパティ

generate の excludes プロパティを使用することで、生成されるページを除外することができます。静的ページとして生成される代わりにシングルページアプリケーションへとフォールバックされ、クライアントサイドのみでレンダリングされます。

nuxt.config.js
generate: {
  exclude: [/admin/]
}
また、正規表現を使用して、特定の単語で始まるページや終わるページ除外することもできます。